まだ、仕事中の時間だったので私はメッセージを送った。 『今日は電話してもいいですか? 何時でもいいので待ってます』 すると、すぐに涼介さんからメッセージが返ってきた。 『結菜が電話したいって思ってくれて嬉しいな。 21時ごろなら落ち着いて話せると思う。 楽しみにしてる。』 楽しみにしてる、だって… と思わず頬が緩む。 涼介さんは私を喜ばす天才だ。 そう思いながら私は残っている仕事にもどった。