しばらくして君は、車に乗せられた。 怪我の確認のためだろうか。 僕は君とは違う車に乗せられて、身元確認のため家族と会った。 血でグチャグチャな僕を見て、母は泣き叫んで 父は顔を逸らした。 -ごめんなさい。 その声は届かない。 それでも心の中で何度も謝った。