気づいたときには

「あなたには関係ないでしょ?」

冷たく言われた

そりゃそうか

もう俺には関係ない

元妻が左手で髪を耳にかけた

左手の薬指に指輪が光っていた

遅かった

でもあの男ならきっと2人を幸せにしてくれるだろう

きっと俺以上に...


「元気でな」

俺はそう言うと元妻に背を向けて歩き出した