「心~、早く起きなさーい。」


「もう起きてるよ。」


お母さんのいつも通りうるさい声に返事をしながら、私は新しい制服を着てリビングに行く。


「あら、さすが高校生。」


「前から一人で起きてたけどね。」


「そうだったかしら?」


相変わらずボケた母親だ。


まぁ今年で40歳だから仕方ないか。