「あっー!!!!薬草ってどれが効くのか分かんねー!!!」


家を出てきたのはいいが…


どの薬草がイイとか 全然知らないんだった;;;


薬屋行っても
どーせ 薬出してくれないんだしさ


と 俺が困る時だった


「どういたしたの??」


フッと 上を向くと
生傷だらけの…いかにも柄が悪そうな男の子とおかっぱな髪をした女の子がいた



「お前ら 俺のこと知ってるだろ??」




今まで……
あの日以来 俺らに話しかける人なんていなかったのに……



「知ってるよ~」



こんなに 平然な口調で言うから驚いた