私がそう言うと、楓摩は出ていこうとした足をピタリと止めた。

「やだっ!!行かないでっ!!!!やだ!やだ!やだ!!私、楓摩と別れるなんてやだっ!!なんでっ!?なんでっ!?やっぱり、私、迷惑だった!?私、いらなかった!?私……私っ!!…………………………もう、私を1人に…しないで…………1人は……いや…」

私は、涙をボロボロとこぼし、必死に叫んだ。

「やだ…………やだ…………置いてか……ないで………………ヒック…グスッ……やだぁ…………楓摩っ……楓摩…………」

あ……

なんかフラフラする。

叫びすぎたかな…………?

そういえば、私、熱、あるんだっけ……?

でも、今、私が止めなきゃ……楓摩………………………………