「朱鳥、俺たち………………離婚……しよっか…」

「えっ………………」










私は、突然の楓摩の言葉に黙り込んだ。

えっ…………

楓摩、今、なんて言ったの?

















楓摩は、そんな私の気持ちを読み取ったように、私の手を取ってから、それを私の胸にそっと乗せて、楓摩の手を被せた。

「朱鳥、俺たち、別れよ?…………俺、もうこれ以上、俺のせいで苦しむ朱鳥を見たくない。……俺のせいで、朱鳥が苦しむなら、俺は朱鳥と距離を置く。……………………子供なら、面倒は見ておくから。……だからさ、朱鳥が元気になったら朱鳥の元に返すよ。………………朱鳥は、別の病院で治療しな?……きっと、いい先生が見つかるよ。」

私は、楓摩の言ったことをただ、唖然としたまま聞いていた。

「…………じゃあね。朱鳥。…ごめんね…………………………………………ばいばい……」