「______っ!!」










しばらく沈黙が流れる。

それぞれが思い詰めたような顔をして俯く。

その沈黙を破ったのは…

「…わかった。………………私……がん…ばる……」

震える朱鳥の声だった。

「………でも、きっと、私、沢山迷惑かけるよ?いっぱい、いろんな人に迷惑かける。…それでも……いい?」

俺は、黙って朱鳥を抱きしめた。

「大丈夫。沢山、迷惑かけて?俺たちは、全力でサポートするから」

俺がそう言うと、久翔もニコッと笑って

「そうだよ。辛い時は、俺や楓摩がいる。何かあったら、すぐに言って?すぐに駆けつけてあげる。」

俺たちがそう言うと、朱鳥は、涙を流しながら、大きくコクンと頷いた。

次の日から、朱鳥の入院が決まった。