「すか…朱鳥おはよー。起きてー」

楓摩に肩を叩かれて、私はゆっくりと目を開ける。

「朝ごはんできたよ。」

「うん。ありがと」

眠い目をこすって、体を起こす。

ズキッ

その時、腰に鈍い痛みがはしった。

「ん?朱鳥、どうした?」

「あ、いや、大丈夫。…なんか寝違えたみたい。」

「そっか。寝違えなら大丈夫だと思うけど、治らなかったら言うんだよ?」

「うん。」

私は、そう言って体を起こした。










私は、この時思ってもいなかった。

これが、また、あの辛い日々の復活を告げているということを