望笑夏は未熟児だったものの、幸い何も障害はなく、最初こそNICUに入っていたけど、すぐにGCU、そして母子同室になれたらしい。

私は、しばらく寝ていたせいで、体全体が重かったけど、そんなことを言ってられるほど、赤ちゃんは考慮などしてくれない。

母乳をあげたり、オムツを変えたり、沐浴はまだ私が立っているのが不安定ということで、助産師さんや看護師さんがやってくれたけど、それでも大忙し。

葉月と柚月の時は、双子だって言うこともあって、そこも大変だったけど、望笑夏1人でも十分大変だ。

でも、望笑夏のお世話をすることは、私にとって癒しを貰うことでもあった。

愛しい自分の子ってこともあるんだろうけど、本当に可愛くて可愛くて仕方がない。

この大変さも、こんなに可愛いならしょうがないって思えた。