俺は気持ちを沈めるために一度大きく深呼吸してから、もう一度口を開いた。

「……まぁ、いくら過去のことを言ったって変わりませんね。すいません。でも、やったことは決して許しませんので。…………腐っても親…。忘れないでください」

俺はそれだけいうと、今日の話し合いはこれ以上は何も進む気がしないから、部屋を出た。

もし、いつか……

朱鳥とあのおじさんが和解できる日が来たら、それが一番良いだろうな…