小さく痙攣して、意識を失った朱鳥……

嫌だ…

という気持ちの裏に

やっぱり、もうそろそろか……

という気持ちもあって、自分を殴りたくなる。

痙攣を起こしたことによって、センサーが反応し、けたたましい警告アラームが流れる。

そのあと、すぐに久翔や、看護師さんたちが駆けつけてきたけど、俺は、何も出来ずに、朱鳥の手をずっと握っていた。

頭の中は真っ白だった。

ただただ涙が流れる。

朱鳥……朱鳥……

朱鳥…お願い…………いかないで……