俺は、夜勤では無かったけど、春輝くんに頼み込んで一晩、葉月と柚月の面倒を見てもらうことにした。

俺は、到底、家に帰れるような状態では無かった。

何かする度に、涙が溢れ、止まらない。

何をするにも上の空になってしまう。

こんな顔、2人にも見せられないし、こんな状態で家に帰るのは自分でも危ないと思った。

だから俺は、一晩、心を落ち着かせるために、朱鳥の傍にいることにした。