「…………………良かろう。二方が仲直り出来るよう尽力を尽くそう」


……………………………え?


「本当ですか!!??」


「わらわに二言はない」


やったぁ!!!!


「姫様!良かったですね!!」

幸斗さんも嬉しそう。


「わらわは待つことが嫌いじゃ。面倒くさいことは早めに終わらせる性格でな……………………………明後日、行おう」

面倒くさかったんだ………………って、明後日!!!??


本当に急だね!!!!!


「分かりました」

「陰国にはわらわから使いを送って知らせておくから安心せよ」

確かに私達が送るより、陽国が送ってくれた方が断りにくいもんね。助かる。


「お願いします」

私は深々と頭を下げて、麗国に戻った。