＿＿＿彼を好きになったのは、高校1年生の頃



女子とそんなに絡まない。女子とは話さない彼が好きになった。


小学校から習っているサッカーはとっても上手くて。


おまけに運動神経抜群、背も高くイケメンだった。



ゆういつの欠点と言ったら頭は普通だと言った感じ。


保育園から同じ彼だったけど、保育園の頃はそんなに知らなかったし、ただ、同じ校区だったことくらいでなんの意識もしていなかった。


中学はエスカレーター式で小学校の同級生はみんな公立中学校に入学した。


頭が普通の彼と同じ高校と言うことは私もそこまで頭は良くないことになる。

だけど、この高校は上は62、下は53くらいの偏差値で

差は割とある。

私と彼？真ん中だから、同じクラス。2年連続で。

不思議なこの学級。普通はくじ引きで席は決めると思ったけど、先生が決めるって言う。

小学生かって突っ込みたくなった。


彼と違って普通の私。運動神経は普通。身長は162。

ゆういつの救いは少し頭がいい所。

小学生の頃の私は明治大学に行くだの早稲田にするなど

うだうだ言っていた。

まぁ私の好きなアイドルがそこの出身だっただけだけど




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眠くなる午後の授業。

ちょっと禿げてるおじさん先生の言ってることを右から左に受け流し、彼との出会いを思い出す私。


彼を視野見すると彼もぼーっとノートを眺めていた。


学校に来るのはめんどくさいけど、学校に来るのは彼に会えるから。

しかも！！！


席が隣になったから。通路1本挟んで。

チャンスだ！！私の中の私がそうさけぶ。


今までは見ているだけだった彼もたくさん話す、友達以上の関係になれるかもしれないし、もしかしたら校外学習なんかで一緒にまわれるかも！


テンションMAXだった私。友達のさえは若干、いや、かなり引き気味で「良かったね。」って。



高校２年生だし、勉強だの青春だの色々忙しい私達だが

今回ばかりはそんなことどうでもよかった。