Δサーバールートタウン 悠久の古都マク・アヌ

タウンに着いたサイは、さっそくイーノと会った。
「よっ!」
「こんにちわ」
と、軽く挨拶を済ます。
「メールで言ったとうり、マスターがお前に会いたって言うから
つれていくな」
「あっ、はい」と、弱弱しく返事をすると、二人は歩き始めた。

カナードは、The World最大ギルドにまで数えられるほど
大きくなったギルドのひとつである。サイもそれぐらいのことは知っていた。

「あのぉ~、マスターさんってどんなひとですか?」
「ん~…まぁ一言で言うと、やさいいひとかなぁ。誰にでも
優しく接しているし、マスターの鏡みたいな人かな」

大ギルドのマスターなんて、人から尊敬されていなければ、できないことだ。

サイは、それを聞くとちょっと安心した。もし怖い人だったらどうしよう
と思ったのだ。