イーノは、いろいろなことを教えてくれた。
操作のことは勿論だが、世界観のことや、歴史や職業など
The Worldで生きていくうえで必要なことは、大体教えてもらった。

「じゃぁ、そろそろダンジョンに行こうか?」
「あっ、はい」
イーノに促されるままに返事をしてしまうサイ。

「はい、じゃぁこれ。僕のメンバーアドレス」
といって、メンバーアドレスと呼ばれるものを受け取った

「めんばーあどれす?」
「これは、まぁ、名刺みたいなものかなぁ。ここにインしてるときに
これを使うと、交換した人となら、パーティーとかに誘える優れものだよ」

「じゃぁ、行こうか。後ろにあるカオスゲートにいってエリアワードを
3つ並べてね」

カオスゲートとは、タウンとダンジョンを繋ぐ転送装置みたいなものだ。

Δサーバー 勇み行く 初陣の 夢の果て