隠せないホンモノの僕
真っ直ぐな声に逃げ道などなくて
彼の声に連動して
僕の指先から音が奏でる

「一緒にやろうよ」

笑顔
僕は泣きそうな笑顔

今はまだ完全なホンモノの僕ではないけど

いつかきっと

本物の音を、彼の声と奏でよう

             【END】