圧倒的に負け




森下くんは、私と同じところまで降りてきて、隣に腰かけた。



普段、気だるそうな彼のことだから、こういうの無視すると思ってた。


なんか意外だなあ……







「俺にしとけば?」



あんまりにも唐突な台詞にきょとんとする。



言葉の意味を理解するのに、数秒かかる。




びっくりしすぎて涙も引っ込む。





森下くんは私の顔を見て、フッと笑ってるけど。







えっ、何言ってんだこいつ!



さすがにそう言わざるを得ないでしょ、この状況。