私の態度に、なんとなく感づいてくれた森下くんは、 「じゃあ俺お好み焼き食いたいから奢って」 と言って、席を立つ。 え、私の奢りなの。 お財布の中身を案じたけど、引き下がれない。 スタスタ歩く森下くんの後を追って校門を出た。