席を移動して、隣を見ると、なんと隣は森下くんだった。 えっ悪運強くない?私。 なんとなく気まずくて今日一日目も合わせてないのに〜。 「お隣さんよろしくね」 とりあえず声をかけておく。 森下くんは少し笑って、私に耳打ちする。 「俺、松崎と席交換してもらったんだ」 物理的な距離の近さと、意識させるようなセリフに顔が熱くなる。 だって、私の隣の席、だからってことでしょ? 松崎くんは窓際一番後ろに座ってた。 一番いい席じゃん!