圧倒的に負け




森下くんは裏門で足を止めて振り返った。



ちょっと強引でびっくりしたけど、昨日のこと謝りたいし今日の遅刻はもう諦めよう。



「ごめんね、遅刻付き合わせて」



森下くんは遅刻常習犯だ。



「珍しく間に合ってたのに。いいの?」



時計を見るとあと3分でホームルームだ。



「悪いけどちょっと付き合って」



森下くんは階段に腰かけた。