圧倒的に負け




朝日が昇ってくるのを見てたくせに、ふっと睡魔が襲ってきて、いつもより1時間遅く目が覚めた。



やばい!!
あと五分で家出る!!!


慌ただしく身支度して、お母さんに行ってきます!と叫んで家を出る。




髪もボサボサだし鞄のファスナーも閉まってない。



やっとの思いで学校に着いて、校門を抜けた時、佐野さん、と声をかけられる。



顔を上げると、森下くんに肩を掴まれてた。



「ちょっと来て」





はい。遅刻確定。