佐藤先輩は今日もつれない



委員会の解散後、言われた通り箒の交換やモップの取替えなどを黙々と行った。



「あの…」



さすがに一個上の先輩と無言で作業し続けるのは気まずくて


ちょっと勇気を出して先に声を発したのは私だった。