「司くん、どうしたの?」


「ちょっといまいろんな気持ちが混ざりあってやばいからこのままで」




小野寺くんが去ったあと、司くんはすぐに私の肩に頭を乗せてきた。


そんな司くんの頭をぽんぽんとする。




甘えてくる司くんは子どもみたいでかわいい。



口にしたら怒りそうだから言わないけど。






ふわふわの髪を無言で撫でていると司くんが私の背中に手を回して抱きしめてきた。







「はぁ、癒される……」


「待たせてごめんね」


「ん」




短く返事をしたかと思えば私の首筋に唇を寄せる。


そのままちゅっと音を立ててキスをした。




かと思えば軽く吸われる。






「つ、司くん……?」