「こっちゃんともちゃんと話しなよ」 「うん、そのつもり」 怖くて連絡できなかった。 だけど、このままだともっとだめだ。 毎日のように連絡しようと開いては閉じていた琴乃の連絡先を開く。 《放課後、屋上で待ってる》 もう見失わない。 本当に大切なものはただひとつ。