「琴乃が幸せならいいけど。
でも何かあったら言うんだよ!」


「うん、ありがとう」




奈々ちゃんはいつだって私の味方だから、本当に心強いし頼れる大好きな友達。



それから授業を最後まで頑張って、所属している書道部の活動をする。


如月くんと帰れかったことを残念に思いつつ、けど明日のワクワクが余計に増していく。


雑念だらけの私は、いつものような字が書けなかった。



如月くんのことばかりの自分に照れながら活動を終えると真っ直ぐ家に帰る。


帰ったらいつもと変わらない生活だけど。



夜寝る前に、約束通り如月くんから電話があり少しだけ話したけど、もったいないながら何を話したかはあまり覚えていない。




けど、心臓が止まるんじゃないかってくらいドキドキしてたことは覚えている。