小野寺くんは大手企業の社長の長男で、次期社長と決められている。


そのため小さいころからずっと英才教育を受けていた。



そんな小野寺くんに期待して、両親は大事に厳しく育てていたんだ。




中学は公立に行きたいと本人の希望でそのわがままを通してもらえたみたいで、同じクラスになり私たちは出会った。




小野寺くんはなんでもできて綺麗な顔立ちで、コミュニケーション能力も高くみんなから人気者。


それをよく思わない男子がいても、小野寺くんは歩み寄って仲良くなっていた。




本当にすごい人なんだ。




私はそんな小野寺くんのことを尊敬していた。



この時からトップになるんだって自覚を持って、自分の将来のために、みんなを導く立場として、日々を生活していたんだと思う。