「最高の思い出になったよ」 繋いだ手にぎゅっと力を込める。 「ありがとう、如月くん」 如月くんを見上げながらお礼を言う。 本当に素敵だった。 また、来年も一緒に来られたらいいな。 「うん。 でも、俺も最高だと思うけど、もっと最高にして?」 「え?」 「そろそろ、名前で呼んでよ」 「っ!」 如月くんが立ち止まり、私を真っ直ぐに見た。 呼びたい、とは思っていた。 如月くんも付き合い始めてすぐに私のことを名前で呼んでくれるようになっていたから。