夢かと思った。 如月くんが私を好きになってくれるなんて。 『俺も好きだよ。 桃瀬さんのことが好き』 うそから始まった関係。 だけど、その言葉は信じたいって思った。 私だってすごくすごく好きなんだもん。 如月くんのこと大好きなんだもん。 もう1年以上、如月くんだけを想っていた。 信じたいに決まってる。 いや、信じるに決まってる。