そんなこんなで、日曜日。

私たちは近くのショッピングモールに来ていた。
涼は、熱を出して来れなかったけど。

着いてからブラブラしてお昼食べたあと想楽がこんなことを言い出した。

「ねー!今から別行動しない?」

「は?」

いや、なにを急に言い出したんだ。この人は。
みたいな顔をしている暖人を見て想楽が楽しそうに言った。

「だから、俺と澪。暖人と蘭。で、分かれて遊ぶの。」

「なんで?」

「そっちの方が楽しいから。」

「そりゃあなぁ。お前らは楽しいかもしれないけど、俺たちは付き合って…」

「それいい!想楽ナイス!」

「だろ~、ってことで後は2人で楽しんで~。
澪いこー。」

「「えぇ…………」」