壁にもたれて 階段一段を占領するように 横に足を投げ出した。 時折頬を撫でる風が気持ちよくて 頭がボーっとしていくのが分かった。 「………んーーー!!!!」 階段から落ちそうになったことで 起きた体を もう一度きちんと段に座らせて グラウンドを見た。 部活をしていた人たちは 片付けをしている。