「…………」 「…………」 小さな沈黙。 今 先生は何を考えているのだろう。 「明日……あそこの階段に来てくれない??」 あえて顔を見ずに まるで空に向かって問いかけているよなかたちにする。 ―――断らたら困るから。 なんて ズルいことを考えてたり。 「んー分かったー。行けんかもしれへんけど。」 眉毛を少したらして そう言う先生は すごく可愛く見えた。