「……帰らせていただきます」 「本気で帰らせてもらえると思っているのかしら?」 部屋のあまりの空気の重さにルイが扉を閉めようとして背を向けた。 でも残念。 ルイの背後にはカイルがニコニコと立っていて逃げようにも逃げられない。 そして私が殊勝気味にルイの服の袖を掴めば…… 「逃げませんからそんな寂し気な顔しないでくださいって!」 ルイの捕獲も完了。 サロン内には私の関係者が勢揃いした。 さて、学園祭について話し合いましょうか?