私に用意されているサロンへ着くと、私は三人をサロンの中へ押しやり、逃げ出されないように扉にすぐさま鍵をかける。
エドワード様が何やら非難の声を上げたような気がしたけれど、私は笑顔を向けて封殺した。
私は三人をソファへ並んで座らせ、机を挟んでその向かいに座る。
あぁ、そうだ。と思い出し、ソファから立ち上がって紅茶を用意して出したけれど、誰も口をつけない。
自慢じゃないのだけれど、私は紅茶にこだわりがありまして自分で入れることが多くその腕前も悪くはない。
そのことを三人は知っていると思うのだけれど……まぁいいわ。
そんなことは今は関係のないこと。
紅茶に一口口をつけて、カップを机に戻すと、ビクーッと震え上がった目の前のお三方。
「まずあなた方に申し上げたいことがたくさんあるのですけれど、まず一つ目」
そう言ってカイルに目を向けると、視線を外された。


