それもきっと今回で意味のなさないこととなるのでしょう。
私はエドワード様からの夜会への申し入れを受け入れた。
たとえそれが学園で行われる正式なものではないとしても。
貴族の噂は流れるのが本当に早い。
しかも、言いたくはないけれど、国の誰もが知っている次期国王と聖女のこと。
考えたくはないけれど、明日には国中に広まっているのではないだろうか。
『皇太子様と聖女様がついにご婚約!?』とか新聞の見出しが頭に浮かぶわ。
えぇ、彼らならやるわ。
先走りすぎて、事実かどうかなんて関係ないのですもの。
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