輝ける場所

「じゃ、また明日。
解散。」

今日の練習は17時に終わった。
これから、着替えて川上くんの話を聞きに行く。

「輝さん、矢本さん。」

「どうした?」

「今日、用事あって、一緒に帰れません。」

「分かった。
気をつけて帰れよ。」

「はい。」

輝さんも矢本さんも笑顔で手を振ってくれた。
その2人に私はお辞儀をし、自分の荷物のあるところへと戻った。
すると、そこには既に川上くんが待っていた。

「あ、結城。おつかれ。」

「お疲れ様。ごめん、ちょっと待っててくれる?」

「おう。」

私は更衣室に入り、急いで着替えた。

「希空ちゃん、何焦ってるの?」

既に着替えを終えていた美優さんが話しかけてくれた。

「これから、川上くんとご飯行くんです。」

「え!?希空ちゃんの好きな人って川上くんだったの?
てっきり、七瀬だと思ってたわ。」

「え!?何言ってるんですか!」

私はびっくりして叫んでしまった。

「ちょっと、びっくりしたじゃん。」

「すみません。」

私は更衣室から出て、片付けをしながら話した。

「川上くん、悩んでて。
だから、ご飯食べながら相談してきます。」

「あー、そうゆうことね。
じゃ、やっぱ希空ちゃんの好きな人は七瀬でいいんだね。」

「もう、何でそうなるんですか…」

私、誰にも話してないのに…
矢本さんといい、美優さんといい。
なんでみんなして知ってるの!?

「だって、希空ちゃん分かりやすいんだもん。」

「え、そうなんですか…
気をつけないと…」

「じゃ、好きってことでいいのね。
頑張りなよ!
じゃ、川上くん待ってんだから早く行きなさい。」

美優さんに背中を押され、私は部屋から出た。
川上くんはしゃがんで待っていた。

「あ、ごめんね。遅くなって。」

「いや、大丈夫。
こっちこそ、時間取らせてごめんね。」

「いいよ、むしろ私で大丈夫?」

「結城だからいい。」

川上くんは行こっかといい、お店へと向かった。