女性たちに告ぐ

座席の確保16

○○センターの雑談室にて。

円形で、六人テーブル。イスも六人分ある。自分と、二人の男子高校生が勉強をしている。他にも机はあるが、高校生たちで埋まっている。そこへ、おばさん五人がズカズカとやってきた。手頃な机が空いていない。

どこに座るのかなと傍観していたら、その辺から空いたイスを持ってきて、円形のテーブルに、しかも自分の隣に五人全員が座った。机半分で、六人がテーブルを占領していることになる。おばさんたち、狭いんだけど。

男子高校生二人は、おばさんたちを避けて、勉強道具を机に置いたままどこかへ消えてしまった。

おばさんたちは、そこで封筒入れの作業を始めだした。自分の勉強できるスペースを、完全に無視している。さらに、狭まってきた。領域無視。おいおい。勘弁してくれよ。

そこへ、おじさんが一人やってきた。男子高校生がいないので、その座席に座った。一応、遠慮はしているみたいだ。

おばさんたちが退席するまで、四0分以上は我慢した。ここは基本的に雑談室であって、自習室ではない。多くの人たちが、自由に利用するための施設だ。

勉強するための施設ではないから、文句は言えない。