−ニュースや雑誌でも
出会い系サイトの事件は報道されて
いた。でもどの事件も利用した側にも
問題があるといっている。
私もずっとそうだと思ってた…


きっと私は寂しかったんだろう。
自分の事情を深く知らない人と話をしたかった。それ以上に、もう学校で彼氏ができないという焦りがあったんだ…
彼氏がいると自慢もしたかったのかもしれない。

飽き飽きしたメールが少なくなって来た頃、私は携帯のサイトをみていて
(お友達コミュニティ)という文字を発見した。説明をみなくても、それが(出会い系サイト)ということはわかった。
ただ登録してある人の年齢層が低いというだけだった。

自分で登録するには自分のアドレスが公表されるので書き込みをみて、とりあえず顔がカッコイイ人と話が会いそうな人にメールをした。会ったりはしなかったがメル友が増えた。
寂しさから開放された気持ちにはまり、私は何個かのサイトをみていくようになった…。

そんなある日、メールを送って今日メル友になった人が同じ駅だったこともあって夜中からその人の家に行くことになった。

顔はジャニーズ系で歳は1つ上、家も自転車で15分位だ。
ついてすぐ抱きしめられる…
でも不思議と抵抗はしなかった。私自身こうなることは予想できたからだった。

「私…軽い遊べる女だとは思われたくない」
抱きしめられたまま言う。
名前は健太と名乗っていたが本名かすらわからない…。そんな人と今からやろうとしているのだ。

「SEXがしたくて…私を呼んだの?」

健太は私を抱きしめていた手を私の肩に置くと

「これからも一緒にいたいって思ってる」

そう言って唇を近づけてきた。
私は健太の首に手をまわし受け入れる…。

健太の家はあまり新しくなさそうなアパートで母親と2人暮しらしいが母親は夜は彼氏の家にいくらしい。

明るい部屋の布団に押し倒される…。

「だめ…っ …電気恥ずかしいっ…」

健太は無言で服を脱がせてきた。
下着を外されると反射的に胸を手で隠す。だが、そんな手は健太によって横にずらされてしまう…。