入学式も始業式も問題なく終わった。
私はE組 佑美はC組
クラスも階も離れてしまったが2人は毎日一緒に登下校した。
帰りに毎日どっかに寄るのが日課だったし、楽しみだった。
私は喋りだしたら止まらないタイプなので
いつも自分のまわりの事を明るく話し場を明るくする。佑美は聞き手が多かった。


私が部活勧誘でバスケ部のマネージャーになってから一緒に帰れなくなったが休みの日はいつも一緒にいて相変わらず話し続ける咲に佑美は隣でいつも笑わされている。

高校生になると化粧や中学にはなかったような恋愛話。
彼氏の浮気相談や妊娠などの中学と違う会話が教室に飛び交う。
佑美は興味ないらしいが私は興味深々に話をきいていた。佑美は男友達はいるがどうやら彼氏はできたことないらしい。

私はもう初体験は終わっている。初体験は中学の時の彼氏だった。
ドキドキしながらラブホテルにはいって痛みに耐えるだけの初体験だったけど、私にとってはかなり嬉しかった。
だけどそんな恋愛も長くは続かなくて彼が大学の都合で遊べないと言い出して別れた…。
大好きな相手だったけどこんな早く別れたら初なんてあげたくなかったな−……。

初体験が終わって何人かの男に抱かれた。
元々惚れやすい恋愛体質だったのだろう、優しくされると脚をひらいてしまう。
快感が欲しいわけじゃなくて、この先を想像して抱かれた…
だけど誰ひとり彼氏にはならなかった。

小学校からの先輩とは体の関係にはならなかったが夜の公園であっては向こうの欲求を解消する…
自分に気があるのは薄々感づいていたけど関係が壊れるのが嫌で気付かないふりをしていた。


−今思えば私の恋愛運はこの時から下がっ ていたんだろう…


今もふとそんな事を考える。


バスケ部にもだいぶ慣れたあの日
私は学校に行くのが苦痛になった…