永遠に初恋 ~忘れられない初恋の人~

「もしもし?」「すず?」俺が聞くとすずは「…うん。」やっぱりすずか。何ですずが俺に電話を?あ。星の居場所を知らない?とかか?「星ならさっき帰ったよ。」そう言うとすずは「楓くんに話があるの。今から楓くんの家に行ってもいい?」すずは何を言ってるんだ?俺はすずに家の場所なんて教えたことないぞ。そう思ってたけど無意識のうちに「分かった。」そう言っていた。あの電話から10分後くらいだろうか。インターホンがなった。俺が出ると、そこにはすずかいた。すずを家に上がらせて、冷蔵庫にあったお茶を出した。すずは「ありがとう…楓くん。」そう言った。「何で俺の家が?」そう言うとすずは目を大きくさせ「前に見たことがあって…それで知ってたの…」俺は理解してないが「そっか。」と言った。しーんとした沈黙が長く続いた。俺が「話って?」そう聞くとすずはビクッと声を震わせて、「あ。うん。」そう言って深呼吸をして話し始めた。「楓くんと出会ったあの時からずっと好きで、楓くんが急にいなくなった時私はとってもびっくりして、後悔した。何で好きって言わなかったんだろうって。もう楓くんのことを忘れようと思って…それで星と付き合った……でもね。見たんだ私、楓くんのこと。それでやっぱり私は楓くんのこと忘れてないんだって気づいた。でも楓くんは女の人とこの家にはいっていった。彼女さんかな?大人っぽくて可愛かった。私なんか比べ物にならないくらい素敵で…」「俺、彼女なんていたことないんだけど…。」その言葉にすずはびっくりした様子だった。「え?でも。」すずはいったい何のことを言ってるんだ?俺がこの家に女と入った?いつのことだ?俺は頭をフル回転して考えた。あ。あの時だ。俺は壱くんとあった時のことを思いだした。壱くんと奥さんが家に来るはずだったけど、仕事が長引いたみたいで俺と奥さんで先に俺の家に行くことになり、2人で家までいった。多分あの時だ。俺はすずに「あれは友達の奥さんだよ。」そう言うとすずの目から涙がこぼれた。「何で泣いてんの?」俺が聞くと、「ごめんね。なんか安心しちゃって…。彼女いると思ってたから…」そのすずの言葉は明らかに今も俺を好きだと言ってるように感じられる。「そんな事言ったら俺勘違いするからやめてよ。」そう言うとすずは、戸惑いながら「勘違いじゃない…よ…。私ずっと楓くんの好きで…今も変わらず大好きなの…」すずが声のある泣き声で泣いた。俺は何も考えずにすずを抱きしめた。ただ無性に抱きたくなった。「俺も…。俺もだよ、すず。ずっと忘れられなかった。すず。すず。」「楓くん…。」それからずっと2人でいた。すずが泣き止んだのを見て俺は言った。小6の最後の日。言えなかった言葉を…。「すず。俺の彼女になってくれませんか?」すずは昔と変わらないにかっと笑顔でこう言った。「もちろんだよ。」俺はそう言ったすずの唇にそっと甘いキスをした。