永遠に初恋 ~忘れられない初恋の人~

3章
星と俺、俺と鈴音。 [楓side]

昨日のことがあってか、どうしても俺は学校に行く気になれなかった。でもいかなきゃいけない。足は進まなかったが俺は校門をくぐった。授業もぼーっとして、圭といる時間もぼーっとしていた。6限目が終わってから俺は家に帰る道を歩いた。俺は空を見ながらすずを思い浮かべた。今日の空は雲ひとつない青空だった。家のドアを開けようとすると不意に後ろから名前を呼ばれた。「楓!」
俺が振り返るとそこには星がいた。「星?何でここに?」俺が聞くと星は「楓に言いたいことがあってきた。」そういうので家に上げた。星は椅子に腰掛け俺の様子を伺っていた。俺が「それで話って何?」そう聞くと、星は何かを決めたようなキリッとした目でこう言った。「俺、花巻と別れた。振られたんじゃねぇぞ?俺が振ったんだ。」俺が「は?」と言うと星は続けてこう言った。「花巻と俺はもう別れたから。俺はもう他人だから。だから俺のことなんて気にしなくていいから。」俺が「何言ってんの?」と聞くと、「分かってる。楓は花巻のことが好きなんだろ?気づいてるよ。」俺は理解が出来なかった。「俺のために別れたのか?」すると星は、「ちげぇよ。花巻のために別れた。」
俺はますます理解が出来なかった。「意味わかんねぇ。」すると星はニヤッとして、「時期にわかるよ。きっと。」そう言って荷物を持って家を出ていった。