「沙英ちゃん、起きて」








その声を聞いて、私は目を覚ました









目を開けると、目の前に爽良さんがいた









「爽良さん!?」









「あっ、驚いちゃった?ごめんね」









そう言って、少し離れた









私は布団の上で正座をして、









「おはようございます」









と、頭を下げた









「おはよう。ご丁寧に、どうも」









この状況に、ツッコミ役はいないのかと、私は心の中で思った