【完】お前は俺の彼女

「………爽太と爽良さんが、私を婚約者にするために、家の跡取りを奪い合ってるって感じですけど………どうして、私なんですか?」







「…………………」









深雪さんは、黙ったままだった







でも、顔はすごく笑顔だった







私は、特に気にも止めずに続けた








「おじいちゃんの話しは、聞きました。元々、おじいちゃんたちが言い始めたことなんですよね?」