「…連れて帰る。何かあった場合、責任は俺がとる」

斎藤の言葉に頷いた沖田が少年の傍へ寄る。と、

「あれ…この子、血浴びてる。でも、これきっと返り血だ…」

沖田の呟きに眉をひそめる斎藤。

「…少々、物騒な奴を拾ったかもしれないな、俺は。総司、俺が運ぶから援護を頼む」

「頼まれましたー。…まあ、必要ないだろうけどね」

にこっと笑う沖田に斎藤は不思議そうな顔をするのだった。