狼少女の家出先!






ある晴れた日のことだった。


「ハクリ、お前今日これから予定あるか?」


朝餉の後、皿洗いと洗濯物を干す仕事を終え、縁側でのんびりとしていたハクリのもとへやって来たのは、芹沢だった。


「あ、鴨ちゃん。どうしたの?何かあった?」


「いや…これから街に出るんだがお前に着いてきてほしくてな」


頭を掻きながら告げる芹沢。


その様子を見て、ハクリは少し考える。


「いーよ、鴨ちゃんの頼みだもの。準備してくるから少し待ってて」