土方がハァと一度息を吐き、口を開いた。

「お前は斎藤に世話してもらえ。それで、ここでの生活に慣れろ。以上、解散だ」

えっ、と声をあげる間もなく立ち上がる土方。

「ひ、土方っ…ちょっと待て!」

「何だ?俺は忙しいんだよ」

ちらりと寄越される鋭い視線。

「何だって…あんた、わかってんのっ?俺が怪しくねーのかよっ。名前しか知らない奴を…」


「斎藤が責任持って飼うという約束だからな。別に俺は何も言わねーよ、今はな」


「一くんがやけに真剣な顔して土方さんとこ向かってた理由ってそれだったんだ」

沖田がちらりと斎藤を見ると彼はふいっと顔をそらした。