「…おい、テメーら、いつまでくっちゃべってんだ。話が進まねーだろうが」
部屋の一番奥に座っている三人の内、一番左の男が苛々としたように口を開いた。
それを「まあまあ」ととりなす一番右の人。
「おもしろいのでいいじゃないですか、土方くん。それに彼は何も怪しいことはしていませんし、ね?」
人の良さそうな笑顔で男を宥める人に「そうは言ってもだな、山南さん…」と困ったような顔をする男。
「斎藤、斎藤」
つんつんと服の裾を引っ張れば「どうかしたか?」と首だけ振り返って返事が返ってきた。
「あいつら…誰?まだ斎藤のことしか知らない」
それにここはどこなんだ。
壬生浪士組…聞いたことがあるようなないような…。
