塾の帰り道。あなたに会いたくて、全速力で走る、走る。
あなたを見つけて、すぐ謝罪。

「ごめん...待った、よね」

わたしのほうが授業が終わる時間が遅いとは言え、あなたを待たせるのはやっぱり気が引ける。

「大丈夫だよ。行こっか」

あなたの柔らかい声を聞いて、少し安心する。そして、心が躍る。幸せな気持ちがあふれてくる。

「うん!」