僕は君を世界で一番、そう一番愛し続けているんだ。純情すぎてもう君しか見えなくなっているこの純愛

決して感情そのものが乏しいわけではない。




まったく、そういう人間は、こういう時に損をするのだ。




こういう時にどう反応し、どういう言葉を発すればいいか、



その術をあいにく僕は持ち合わせていないのだ。




「そういえば君、放送委員だったんだね」



「え?今更?どんだけひとに興味ないの?」




「ごめん」




「いいよ。許してあげる」




そういって彼女は再びいたずらに微笑んだ。




「それに・・・」




彼女は続けた。